インストールが終了したら、次のコマンドを入力して、サービスエージェントをコマンドラインから起動できます。
shell> /opt/mysql/enterprise/agent/etc/init.d/mysql-monitor-agent start
エージェントが実行しているか確認するには、次のコマンドを使用します。
shell> ./mysql-monitor-agent status
結果のメッセージでは、エージェントが実行しているかどうかが示されます。エージェントが実行していない場合、次のコマンドを使用して、エージェントログファイルの最後の 10 のエントリを表示します。
shell> tail /opt/mysql/enterprise/agent/log/mysql-monitor-agent.log
エージェントのトラブルシューティングの詳細については、項2.6.5. 「エージェントのトラブルシューティング」を参照してください。
インストールすると、/opt/mysql/enterprise/agent
ディレクトリが作成されます。また、このディレクトリのすぐ下にある
etc
ディレクトリの
mysql-monitor-agent.ini
ファイルに設定が保存されます。log
ディレクトリも、agent
ディレクトリのすぐ下にあります。
サービスエージェントを実行するときに使用できるすべてのコマンドラインオプションを参照するには、/opt/mysql/enterprise/agent/etc/init.d
ディレクトリに移動して、mysql-monitor-agent
help
を起動します。次のメッセージが表示されます。
Usage: ./mysql-monitor-agent {start|stop|restart|status} [ini-file-name]
ini-file-name
オプションを使用する必要があるのは、ini
ファイルがデフォルトの位置にインストールされていない場合、または
ini
ファイルの名前を変更した場合だけです。複数のエージェントを同じマシンにインストールする場合、このオプションを使用する必要があります。フルパスを
ini
ファイルに渡します。たとえば、/opt/mysql/enterprise/agent/etc/init.d
ディレクトリに移動してから、次のコマンドを入力します。
shell> ./mysql-monitor-agent start /opt/mysql/enterprise/agent/etc/new-mysql-monitor-agent
.ini
複数のエージェントを特定のマシンで実行する場合、エージェントを停止するときに
ini
ファイルのパスを指定する必要があります。ini
ファイルを指定せずに mysql-monitor-agent
stop
を実行すると、デフォルトの
ini
ファイルに関連付けられたエージェントのみが停止します。同様に、エージェントのステータスを確認するには、その
ini
ファイルを指定します。
追加エージェントの作成の詳細については、項2.6.2. 「MySQL Server(agent-instance.ini
)の設定」を参照してください。
root
としてエージェントをインストールした場合、再起動時に、mysql-monitor-agent
デーモンが自動的に起動します。権限がないユーザとしてエージェントをインストールすると、再起動時にエージェントを手動で起動するか、このタスクを実行するスクリプトを作成する必要があります。同様に、項2.6.2. 「MySQL Server(agent-instance.ini
)の設定」の説明に従いエージェントを追加した場合、再起動時にこのエージェントを起動するには、オペレーティングシステムに適切なシステム初期化スクリプトを作成します。エージェントが実行しているかどうかを確認するには、init.d
ディレクトリに移動して、./mysql-monitor-agent
status
コマンドを入力します。
検索結果を報告するには、エージェントが、インストール中に指定されたポートを介してダッシュボードに接続できる必要があります。このポートのデフォルト値は、18080
です。このポートがブロックされていないことを確認してください。エージェントインストールのトラブルシューティングのサポートが必要な場合は、項2.6.5. 「エージェントのトラブルシューティング」を参照してください。