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この章では、すべてのオペレーティングシステムに MySQL Enterprise Monitor をインストールするプロセスについて説明します。MySQL Enterprise Advisor、そして一つ以上の MySQL Enterprise Service Agent のインストールが必要です。 簡単に説明すると、エージェントは監視している MySQL サーバを検査し、Service Manager へ報告し、アドバイザがその結果を解釈します。 そして、ウェブ ブラウザで見れるよう、MySQL Enterprise Dashboard に表示されます。
Service Agent は、監視対象の各 MySQL サーバに 1 台ずつインストールされます。Service Agent は通常、監視対象の MySQL サーバをホストするマシンと同じマシンで実行しますが、監視対象の MySQL サーバおよび MySQL Enterprise Dashboard の両方にアクセスする任意のマシンで実行できます。エージェントは、この検出結果を Service Manager に報告します。これらの結果はアドバイザにより解釈され、ダッシュボードに表示されます。エンドユーザは Web ブラウザを開いて、ダッシュボードに表示されている情報を参照できます。Service Manager およびダッシュボードは、同じマシンで実行し、いずれも MySQL Enterprise Monitor の一部としてインストールされているローカル MySQL サーバにアクセスできます。このサーバはリポジトリとも呼ばれ、エージェントにより提供されるデータのストレージを提供します。
インストールプロセスは、次の 3 つの手順で行われます。
監視システムに Service Manager をインストールして起動します。
Service Manager を設定して、Advisors をインストールします。
Service Agent をインストールして起動し、目的の MySQL サーバを監視します。
インストールの必要条件
Service Manager は、Windows、Mac OS X、さまざまな UNIX および Linux オペレーティングシステムで利用できます。
Mac OS X Service Manager は Intel アーキテクチャでのみサポートされていますが、Mac OS X エージェントは、Intel と PowerPC の両方でサポートされています。
MySQL Enterprise Monitor をインストールするには、Windows の場合は約 260 MB の空き容量、UNIX、Linux、Mac OS X の場合は約 450 MB の空き容量が必要です。インストーラは十分なディスク容量があるかを確認します。ただし、リポジトリにより履歴データが保存されるので、時間の経過とともにディスクの使用量は増加します。
Service Manager では、少なくとも 2GHz 以上の CPU、1GB 以上の RAM が必要です。監視するサービスが多くなるほど、Server Manager の負荷も大きくなります。すでに他のタスクを実行しているマシンで Service Manager を実行する場合、監視するエージェントを少なくしてください。5 台以上のエージェントを同時に監視する場合、専用のマシンを使用してください。
Service Agent は、さまざまなオペレーティングシステムで利用できます。MySQL Enterprise の最新のリストについては、Web サイトを参照してください。エージェントは、バージョン 4.0.x から 6.0.x の任意の MySQL サーバの監視に利用できます。